会社に鉢植えの山椒があります。何年か前に里山づくりに参加したときに、芽を出したばかりのものを山から持ち帰って鉢に植えました。今では６０ｃｍくらいのちょいとりっぱな木に成長しました。今年は実もつけています。
葉をもぎって鼻に近づけるといい香りがします。お昼のお弁当にタケノコご飯を持ってきた社員は、葉をもぎってお弁当にのせて楽しんでいました。
山椒に黄揚羽蝶が卵を産みつけたらしく、小さな黒いイモ虫が何匹も出てきました。社員の取ってしまえ、という声を無視していたら、いつのまにか脱皮してりっぱな青虫になっていました。ここまでくるとかわいいと思うのですが…。
青虫たちは山椒の葉を食べます。５匹くらいなら全部の葉を食べつくすことはないだろうと、サナギになるのを楽しみにしていたある朝、一匹もいません！
鳥に食べられたのでしょう。下町の路地裏の自然界も生存競争は厳しいのですね。鳥も山椒のトゲを避けながら青虫を捕まえるのは大変だったでしょう、現場は見ていませんが…
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