得意先での用事があっさり終り、次の得意先との約束まで2時間。さて、どうしようか。喫茶店とか本屋さんとか時間潰しできる処もなさそうな霞ヶ関。地下鉄で10分の四谷三丁目に行けば、時間潰しできる店はあるかもしれないが、2時間は長い。ではと、歩いて行くことにしました。大寒が近いというのに、風もなく暖かなお昼過ぎです。
武蔵野台地の上を通ってきた古代東海道は、江戸城あたりで東京低地に下っていたといいます(その後、東にすすみ隅田川岸出て川沿いに北へ浅草の脇を抜けて白鬚橋あたりで川を渡り、真直ぐに市川の国府台に向かっています)。つまり、江戸城(皇居)が武蔵野台地の崖っぷちにあるのを、この眼で見てみようと思ったのです。
祝田橋からお堀端を北へ。右にお堀ごしに皇居の杜、左に法務省、警視庁、国会を眺めつつ、三宅坂をすぎ半蔵門。ずっと上り坂でした。台地を登っているんですね。お堀には水鳥が遊び、うららかな気分です。
さて、半蔵門で江戸城に向かって右側(日比谷側)のお堀と左側(九段側)のお堀の水位がすごく違います。差は数十メートル。これを見たかったのです。見ました。ほんとは門前から左右を眺めたかったのですが、警官に止められました。
ここから甲州街道を西へ。尾根道ですね。通りの左右はどちらも下り坂です。四ッ谷駅(外堀)を越えても尾根道です。そうこうしているうちに四谷三丁目、まだ時間があったので喫茶店で休憩しました。
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