我らかわら版
落花生日誌
手前味噌



No.2 - 2006.02.24


ぶらぶらと「愛・地球博」


 「H1すみだ(地元の異業種交流グループ)で企画してくれなきゃ、行かないな万博なんか」てな調子でしたので、ろくに調べもせず行ってきました。絶対に見たいというパビリオンも無く、会場をぶらぶら。企業のパビリオンは長い列、ん時間待ち。外国政府のパビリオンは並ばなくてもすみそうなので、片っ端から見てまわりました。超ミニ世界旅行。

 アメリカ大陸の国々、メキシコやアルゼンチンとかカナダ。少し並んだUSA館は押しつけがましかったですねぇ。まだ「科学は万能、人間が自然を制圧する」つもりでいますね。アメリカ・インディアンを追い出して建国した歴史そのままの傲慢さ、愛・地球博のテーマからも的外れ。京都議定書から離脱するのもうなずけました。あ、イラク戦争をみれば分かりますね。USA館のテーマはエコじゃなくてエゴでした。

 イライラして出てきてからキューバ館へ。ショット・バーの陽気なバーテンダーにカクテル「モヒト」を注文。うまい! すきっ腹にもこころもち良かったですね。宿についてから読んだ新聞にも「モヒト」の紹介が万博コーナーに載っていました。

 サウジ、カタール、イラン、パキスタン、モンゴル、インドなどアジアの国々のパビリオンは、バザール状態で、お国の民芸品の大廉売。つい、スリランカ館でカレー粉を2種類購入。他にも気に入った品物がたくさんあったのですが、懐が許してくれませんでした。

 列ができていた韓国館はパスして中国館へ。女子十二楽房ふうに伝統楽器で新しい音楽を演奏中で、たくさんの人だかり。前のほうで座り込んで見ているオヤジさんの視線は、楽士のチャイナ・ドレスのスリットにくぎ付け…。足早にでも中国館を見てまわると「中国」のお大尽さというか、そんなものを感じました。USAとは違いますね。そうそう、昼食をとった「ワールド・レストラン」は高い、少ない、美味しくないの三拍子(これじゃワイルド・レストラン)でしたが、そこのスタッフはほとんど中国からの出稼ぎさん、おぼつかない日本語でした(レストランの経営者は安くあげたかったんでしょう、ショバ代が高いから、きっと)。それにしても中国、なんともタフな人々がいらっしゃるところなんですね。なんだか次の上海万博を見てみたいという気持ちになりました。

 ヨーロッパやアフリカには足を伸ばせませんでした。世界は広い。





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