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No.12 - 2011-11-26


浅草寺伝法院


 雷門から仲見世を本堂に向かうと、左右両側にあったお店が途中から左側だけ途絶えて塀になります。この塀の向こう側が伝法院なのですが、一度も中に入ったことがありません。ガキのころからさんざん浅草に来ているのに、中を覗き込むこともできず、謎のエリアだったのです。それが、先日浅草のお客様に立寄ったあと、観音様の境内を抜けて駅に向かうと、伝法院拝観の案内を見つけました。「大絵馬寺宝展と庭園拝観」です。さっそく拝観料300円を払って中に入りました。

 伝法院の一画の特別展示館でお宝を拝んで、庭園を散策しました。お宝の「大絵馬」は合格祈願の絵馬など比べようもなく、縦横数メートルという代物、江戸時代に奉納され、震災・戦災ものがれた歴史的物件です。やはり江戸のものです、京都や奈良のお宝のような尊厳さがないかわりに、エネルギッシュ(元気旺盛)な感じがします。

 「蜀三傑」を描いた大絵馬は目を見張りました。三体の等身大の人形がはり付いているのです。中国の三国志は蜀の国。真中に諸葛孔明、右に関羽、左が張飛の三傑。江戸の頃の中国に対する畏敬の念が伝わってきました。

 いつの頃かでしょうか、隣国の人々を見下すようになってしまったのは? 年寄りの某都知事がそうですから、もっと前からでしょうね。

 展示館を出て庭園へ。向島の百花園よりもずっと広い。紙コップの煎茶をいただいて、池を巡ってのんびり歩いてきました。ピカピカしすぎる五重塔に対になるように、スカイツリーが望めました。展示館内は撮影禁止でしたが、庭園はOK。みなさん盛んに携帯のシャッターを切っていました。

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このページは当社ソフト「四方山」で作成(No.7参照)





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