我らかわら版
前の記事
南会津へ
一覧
浅草寺伝法院
次の記事




No.11 - 2011-11-17


ディズニーと山里の温泉


 姪っ子の結婚式で、ディズニーリゾートに出掛けました。

 JR舞浜駅から窓をミッキーマウスにかたどったモノレールに乗ってホテルへ。このモノレールはれっきとした私鉄だからパスモが使えます。海辺の駅に到着すると窓をミッキーにかたどったホテルの送迎バスが待っていました。出迎えるホテルマンたちの衣裳はおとぎの国ふう・・・

 舞浜駅を降りるとそこからすべてが夢の国なのですが、どうも私には馴染みません。ゴムタイヤのモノレールの振動が気になり、乗り心地はいまいち。バスは三丁目の夕日時代のように鈍重。都バスのほうが快適。ホテルマンたちはギクシャクして働きづらそう。洗面所の蛇口は、レバーを下げると水が出る方式。物が落ちてきたら水が出っぱなしになるので、今やレバーを上にあげると水が出る方式です。ずいぶん前の建物ですね。夢の国もコスト・カットで大変なのでしょう。それを客に感じさせるとは、夢の国も興醒めです。でも、姪っ子は目いっぱい幸せそうでした。
(写真上はホテルから東京港方面)


 南会津に行ったのはそれから一週間後。

 中学同級生7名。うち2名は福島在住、1名は実家が福島、あと1名はかみさんが福島出身。昔懐かしい話で花が咲きました。楽しい時間を過ごそうというので、震災の話は避けていました。でも、地震で木賊(とくさ)温泉は温度が下がったとか、枯れた宿もあるとか、話が出ます。逆に湯が湧いた話はなかったな。

 そして私が東京ディズニーへ行った話をしたとたん、福島在住の彼女が、
 「(知人が)家族連れでディズニーランドへ行ったのよね、クルマで。そしたら駐車場にとめている間に落書きされて、“放射能を持ってくるな!”って。それも油性インクで。福島ナンバーのクルマをだからかしら。洗車しても落ちないのよ」
とみるみる泣き顔になってしまいました。

 ひどい話だし、さびしい話です。

(写真中・下は南会津の風景)

-------------------------------------------------
このページは当社ソフト「四方山」で作成(No.7参照)





前の記事
南会津へ
一覧
浅草寺伝法院
次の記事