地球的課題の実験村

2017年
年次寄合いのお知らせ

2017年4月9日(第二日曜)午前10時から夕立の森(芝山千代田)で、2017年度年次寄合を開催します。

 地球的課題の実験村が実践的な活動をはじめた1998年から20年の歳月が流れようとしています。

 この間の実験村の活動は、空港建設の過程で失われた北総台地の自然環境の再生(北総大地夕立計画)や地域に根づいた食文化の再生(麦・大豆畑トラスト)を大きなテーマとしつつ、昨今話題のバイオ・エネルギーの紹介や実践的グループとの交流、あるいは太陽光発電の積極的導入など各種の先進的な試みとの連携を模索したり、アジアやアフリカの農民たちとの国際的な交流の輪を広げてきました(食と農のネットワーク)。

 しかし他方で実験村は、三里塚・芝山の地で確固たる地域的基盤を作り上げてきたとは言えませんし、全国的にも新しい仲間の輪を広げてきたとも言えない現実があります。

 ところが昨年の「四者協」による「新滑走路建設」の提案が、逆説的ですが、実験村という「地域の未来を構想する」運動の大切さを改めて私たちに気づかせてくれることになったような気がしています。

 巨大空港という既成事実に目を奪われるあまり、実験村構想の素になった北総の風土と農地がはぐくむ文化や思想に背を向けては、人々が得心する地域の明日を提唱することが出来ないという事実が、地域の人々が挙げる声で明らかになってきたからです。

 20年の歳月を経て、そうした実験村の存在意義を改めて考えはじめる年次寄合にできればと考えています。



◆主催:地球的課題の実験村
<共同代表・柳川秀夫(芝山町)・大野和興(秩父市)>


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