我らかわら版
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No.24 - 2012-12-14


「富士見の謎」の不思議


 『富士見は“不死身”に通じるというので、江戸時代の武士にもてはやされた』というような惹句に誘われて「富士見の謎」なる本(新書)を買いました。“路上富士”と称して、歩いていて富士山が見える場所を紹介しています。路上ですからスカイツリーの展望台やビルの屋上はダメ、横断歩道橋も駅のホームもダメです。普通の道から見えるかが条件です。歩いて渡れる橋の上は良いようです。

 さて墨田区はどこから見えるのかなぁと読みすすむと、「墨田区には無い!」とばっさり。三角州の墨田区の地面はペッタンコで、高低差は無く、坂道すらありません。高い所といえば、土手の上とそこに架かっている橋です。

 荒川の土手と橋はどうか。葛飾区側から新四ツ木橋に上がると富士山がよく見えます。橋の真中からは墨田区だろうから、真中を過ぎても見えれば、墨田区の路上富士ってことです。見えます、大きな富士山がきれいに見えますよ。これからの季節は空気も澄んで、真っ白な富士山を眺めると気分が爽快になります。上流の水戸街道の四ツ木橋からも、下流の木根川橋からも、よ〜く見えます。

 写真は08年12月の撮影です。「富士見の謎」の著者が気付いてくれるようにと掲載しました。





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