節電→停電 普段は、ラジオやインターネット、雑誌、新聞から情報を得ています。テレビはほとんど見ません。サッカーと大相撲ぐらい。地震直後はインターネットを見ていました。話題のツイッター、ネット新聞、動画サイト、通信社・新聞社のニュースやフォト・レポート… とくにインターネットTVに注目しました。 一年半ほど前に、とある集りに友人たちと出かけました。集りの様子をインターネットで中継していて、友人の一人はカメラの前でインタビューをうけました。カメラとマイクの前ではにかむように話す友人を尻目に、カメラとマイクがつながっているノートパソコンを覗き込んでいました。大袈裟な機材は使わず、ずいぶん簡単に放送できるんだな、と感心しきり。え? コンピュータを生業にしているのに遅れてないかって? すみません。 インターネットTVの放送は普通のテレビでは見られません。地デジになってもダメです。パソコンをインターネットにつないで見ます。最近の携帯電話やスマートフォンでも見ることはできるでしょう。地震の前にも中継とそれを受信している現場に出くわしました。そうそう国会は衆議院も参議院もインターネット中継してますね。アナウンスや解説が入らないから「否決されました」の場面、臨場感ありましたねぇ。え? 大相撲もインターネットでやってたの? 見たかったな… 政府・保安院や東京電力の記者会見をフリーのジャーナリストが中継しています、パソコンで。これはちょくちょく見ます。原子力の専門用語が飛び交うのかというと、さにあらず。「分かるように説明してくれ」と記者たちがせまるから、政府も東電も親切(慇懃無礼?)。ナマの情報はいいですね。政府・東電と記者のガチンコのやりとり。インターネットの視聴者がいるから八百長はできないでしょう。それに比べるとテレビのニュースはウケねらいの粉飾が多くて… それで見なくなったのかな、テレビ。 インターネットの情報はデマばかりで信用できないって仰る方々もいますが、いやいやしっかりした発信元はあります。 地震から数日後『予想外の停電のおそれ』って騒ぎがありましたね。この季節に本当だろうかと、インターネットで調べました。調べたのは東京電力と電気事業連合会の公式サイト。ここに掲載している資料やデータをダウンロードして、エクセルで表やグラフにしてみました。間に合うと思うがなぁ、と感じたのですが… その後、計画停電は腰砕けになってしまいました。 節電、節電と喧しいですが、溜めることのできない電気は、使用のピークに発電が間に合うかが問題ですね。この夏のピークの時は節電のため会社を休業しようかしらん。当社ではピークに備え火力発電所の燃料、水力発電所の貯水量を蓄えるべく、普段から節電しています(本音は経費節減)。 パソコンも節電タイプだの、節電ソフトだのコマーシャルしていますが、パソコンで仕事をしている間は節電になりません。ほぼフルに電気を使います。パソコンからしばらく手を離したときに自動的に節電モードになるというカラクリ。 デスクトップ型パソコンの消費電力をメーカーのホームページで調べました。最新鋭機でモニタを含めて100ワット程度です。キロワット単位のエアコンに比べればかわいいものですが、使わないときはスイッチを切るのが一番の節電だと思います。ただ電源を入れてからと電源を切るまでに時間がかかるのが難点です。ちょっと席をはずすぐらいならモニターのスイッチを切りましょう。こちらはすぐに切れてすぐに入りますから。消費電力の半分は節電になります。 ノート型パソコンは夜間に充電して、昼のピーク時は電源をぬいて電池だけで使いましょう。携帯電話と同じ要領ですね。節電というよりピーク時対策です。 それと、お使いのパソコンの仕様の温度条件をチェックしてください。節電でエアコンの温度を上げたらパソコンが暴走! 可能性はゼロとはいえません。あるメーカーの最新機は10〜35℃でした。パソコンは快適な室温で使うように設計されています。エアコンを節電するときはくれぐれも風通しの良いところにパソコンを移してやってください。 レーザー・プリンタとか複合機も、使っていないときでもけっこう電気を使っていますよ。それにとっても湿気に弱い。人間よりも快適さを要します。 ホームページをのぞいていたら、『沖縄では台風で停電』のニュース。かの地では日常的に停電と向きあっているのですねぇ。停電すりゃパソコンは動かない。日頃から電気の便利と停電とを二股かけた暮らし方にしようっと。
|