地球的課題の実験村
野山の学校
第4話「弘法清水伝説」
中間報告



05年3月20日(日)、午前中に炭窯を開け、炭を取り出しました。
 まず、薪に使った杉が炭になっていて、石井さん、柳川さんは安心したようです。これが早々に燃え尽きて灰になると、その分、空気が入り、ますます燃えて竹も燃えかねないとのこと。

 田んぼくらぶの宮下さんのお子さん、眞穂人くん(5歳)が、樋ケさんたちと一緒に窯の中に入って、せっせと窯出しに活躍。

 卒論発表と重なり参加できなかった学生さんに、下町のYさんが早速写真付きメールを送ると、これまた間髪を入れず喜びの返事が返ってきました。Yさん曰く、「これだけ余裕があるなら発表は大丈夫だろう」。


その後、辺田部落の三ノ宮廣さんのお宅を訪問し、横突き井戸でノドを潤しました。
 ちょうどお彼岸の中日で、お連れ合いとおばあちゃんが、『牡丹餅』やら『漬物』を出して下さって、ご馳走になってしまいました。

慌てて横堀の田んぼへ移動。田んぼくらぶの皆さんが田起こしした田んぼの水路に、ネットに入れた竹炭4セットを設置。事前に水質検査をしました。
pH
(酸性度)
7以下は酸性。結果は、試験紙の7段階評価(12〜2)の悪い方から2番目の5に近く「Caution(注意)」。ムム?
総アルカリ度 中和力を見る指標で、低いと濁りや水垢を生じやすい。結果は6段階評価(240〜0)のよい方から3番目の120で「Midle(中位)」。ホッ…
全残留塩素 5段階評価(10〜0)の悪い方から2番目の4だったが、10(Danger)以外は一応「Safe」の範囲。まずまずか?
総硬度 カルシウムとマグネシウムの含量を表す。結果は、5段階評価(425〜0)の真ん中の120で「Hard」。硬質だが、害があるほどではない。
鉄分 水草が赤らむほどだから、さぞかし高いと思ったが、結果は5段階評価(5〜0)の中間の0.3で「safe」の範囲。ただし、「Caution」に近い。第3話の柴田弘武さんの話に出た古代製鉄遺跡が近くにあり、鉄分が多いのは当然だが…。

 酸性で硬質、鉄分が多いが、必ずしも稲に悪いというわけではない。要研究。


その後、木の根ペンションへ移動してアサザ基金の飯島博さんのお話を伺った。
 たくさんのヒントがあり、これからの活動に活かしたい。詳しくは年次寄り合いや次号通信で報告予定です。



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